呑気な母と娘さん

呑気は母と娘たちの日々のあれこれ

情報量が多すぎて私の頭ではうまくまとめられなかった・・

と、最初に申しておきます・・。

 

ということで土曜日、桜蔭学園文化祭へ行ってきました。

もうね一言で「素晴らしい」これに尽きた・・。

 

なんでしょうか、終始別世界に居る気分なんです。いや大げさに聞こえるかもしれませんが、本当にどのプログラムも大変素晴らしく、普段中学受験校に興味を示さない夫も珍しく圧倒されてしまうほどでした。終いには分析までし出すし・・笑

 

とまぁ、とっても長く急な坂を上っていくと大勢の参加者であろう人、人、人の列!!

悪天候の中、生徒さんや先生方、警備員までお声かけして私たちを歓迎してくれました。まずその人の多さに圧倒されたよね・・そんなこんなで無事受付も終わり校内を回ることに。

 

まず社会科部に入ると、名作映画やアニメ、ドラマの映像作品を観覧しつつクイズに挑戦。その作品一つ一つが凝縮された内容で読むのが楽しくなるほど。ディベート実演見学がしたかったけど、長女が「他の教室行きたい」というので渋々諦めることに。アンパンマンの暴力的主題を夫と私は聞きたかったです(今更ながら後悔しています・・笑)

料理部のクッキーアイシングアートも可愛かったなぁ。一年を通した四季折々の作品もあって長女も一つ一つを楽しそうに見ていました。そして放送部に興味のある長女はDJ実演を見学することに。好きな曲を流しながら“この歌詞はこうでああで・・そんな情景の事を表しているのでしょう。”とDJがひとフレーズずつ説明して聴かせてくれました。ものすごく楽しそうにやってる生徒さんの姿をみて長女は「もっと硬いイメージがあったけど、全然みんな違うんだね」と(良い意味で)ここで肩の力が抜けたようでした。

そして手芸部。これがプロ顔負けの作品が教室いっぱいに展示してあって長女が「私、桜蔭に入ったら手芸部に入る!」と言い出す始末。“あれ、放送部じゃないの?”と言いたかったけど、そこをグッと堪えたのはここだけの秘密・・笑

入口から入ると素敵な洋服やウェディングドレスが目に入り一つ一つ丁寧に仕立てているのです。"やっぱり勉強ができる子ってなにやっても上手いんだな・・"と母の私もジーっと見るほど素敵な作品がいっぱいありました。最後素敵なお土産もいただき、長女はバッグに付け、私はデスクに飾っています♪

 

その後次女が人の多さに疲れてしまい少々愚図り始めたのでここからは父と次女、母と長女で分かれて見学。

 

長女は「サイエンスに行きたい!」というので早速サイエンスストリートへ。

そこにはまさにサイエンスの楽園(語彙力よ・・汗)長女は早速物理部のロボット班に夢中。その一つ暗号理論を使いロボットが文字を書いてくれるという次世代体験をしてきました。生徒さんが「何を書きたいですか?」と聞いてくれたので長女が「(自分の名前)!」をリクエスト。生徒さんと一緒に一生懸命暗号を確認しながらボタンを押してロボットに名前を書いてもらっていました。次女の分もお願いしたところ快く受けてくださったので次女の分も長女にお願いして二人分いただいてきました。いやはやLEGOで出来ているとはいえ一つ一つがとても密接に出来ていて物理に疎い私でも(むしろ苦手だった・・)ジーっと見ちゃうくらい難易度の高い物でした。他もありましたが故障中や調整中だったり、とにかく人も多かったのは致し方ないにしてもロボット班の作品だけでも見る価値はありました。

 

そして生物部。映像ではありましたが、長女はカエルの解剖に夢中。母も教えられるところだけ解説しつつ二人で噛り付くこと20分(笑)解剖映像がやはり人気で人も多かったのですが、席がひとつあったので長女に座らせよう思った矢先、私たちを見ていた生物部の生徒さんがすかさず道を開けてくださりまたわざわざ受付の椅子を持って「よかったら座ってください」と母にまで椅子を用意してくれるその気遣いがとても素晴らしくすごく気持ちよく観覧することができました。母の簡単な質問にも丁寧に答えてくださり、小さなことかもしれませんがその気遣い本当に素晴らしいかったです。ありがとう。

 

その後、残り時間もそこそこだったので地下へ移動。長女の行きたがってた花道部と書道部へ。

花道部へ入った瞬間マスク越しでもわかる素敵な花の香り!一つ一つの作品がとても素敵ですごく癒されました。最後にお土産もいただいて次は書道部です。

長女は年長から書道教室へ通っていますが、入った瞬間「え、すごい!!」と食い入るように作品に目を通してました。「中一なのにこんな上手いの!?」と長女びっくりするような達筆な作品もたくさんあって、生徒さんの作品を見ていい刺激になってくれればいいなと母は願うばかりです(切実)。

最後しおりをいただいたのですが、沢山の中から選ぶことができずにいた長女に私から生徒さんに「お姉さんのおすすめのしおりはありますか?」と尋ねたらちょっとびっくりし少し考えた後すぐ「あ!これどうですか?初めて書いた詩です。試験勉強にもいいですよ」と百人一首の中でも初めての詩のしおりを渡してくれました。粋な計らいです。その後、次女のもいただいていいかと言うと笑顔で「どうぞ!」と言ってくださったので選んでいるとその生徒さんが「ではこちらはどうですか?二番目の詩です」と次女用に選んでくださり渡してくれました。

私は結構人に「お姉さん(お兄さん)のおすすめはありますか?」と聞くことが多いのですが、ここまで粋な計らいをしてくれた方は初めてでした(お世辞抜きで)。なもんで母感動しちゃって・・。いやはやもう丁寧で素晴らしい生徒さんでしたね。こんな私たち親子のために本当にありがとう!

 

そして終了まで後15分というとこで急いで東館へ。西館を中心に回ったため、東館だった天文気象部と科学部の事を後回しにした結果時間が無くほんの少ししか見学ができなかったけど、最後少しだけ実験を見て帰ってきました。

 

場所がわからず西館の近くにいた生徒さんに天文気象部の場所を尋ねると、「私天文気象部なんです!ぜひ見に来てください!」と笑顔で言ってくださり、「後10分くらいしかないけど、大丈夫ですか?」の質問にも「はい、大丈夫です!!」と言ってくれたので急いで頑張って5階まで行きました。笑

プラネタリウムに行きたがってた長女でしたが、当たり前ですが、時間もなかったため行けず。来年またこのような機会があればリベンジしたいですね。けど素敵な星座のしおりもいただいたので満足そうでした。美術部と科学部の作品も素敵でした。本当に2、3分しか滞在できず本当に時間が無かったのが悔やまれたけど、限られた時間の中たくさんの刺激を貰った長女には、大きなプレゼントを頂いたことでしょう。

 

最後の最後正門で文化祭企画委員の生徒さん二名とお話をする機会が。

長女が恥ずかしそうに黙ってしまって時間も無い中だったので母が代わりにお話をすると生徒さんたちがとてもうれしそうに聞いてくれて、そして「さっきいましたよね!」と私たちのことを覚えてくれてて、終いには「私たち待ってるね!!」と長女に優しく声をかけてくれて本当に感無量でした・・

傍で聞いていた教師も終始笑顔で見守ってくださって本当に何から何まで素晴らしく、最後まで気持ちよく過ごせることができました。

恐れ多いと思いつつ・・念願の桜蔭学園の文化祭でしたが、自分の目で見て体感できたこと、本当に良かったです。長女もいい意味で桜蔭学園に裏切られたようでした。なんなら行きたいとまで!

 

その前に長女よ、成績を上げないと太刀打ちできないぞ・・と言いたかったところでしたが、その日だけは夢を見せてあげようとグッと堪えたのはここだけの秘密ということで・・笑

 

ただ一つだけ。生物部確かに素晴らしかったですが、某共学校の生物部が圧倒的に素晴らしすぎてどうしても物足りなさを感じてしまいました。それでも映像作品は流石でした。(すみません、上から目線で・・)

 

本当にこんな素晴らしい学校が存在するんだな・・と実感。

現代はSNSがメインなところもあり良くも悪くも色々と話題が入りがちですが、やっぱり自分の目で見て聞いて、体感することの大切さを改めて感じた一日でした。